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格安SIMの基本をおさらいしよう!
最近、テレビCMでも話題の格安SIM。
『聞いたことはあるけど、内容がよく分かんないんだよなぁ』『今月更新月だけど、格安SIMは手続きがめんどくさそうだから今のままでいいや』
という理由でただなんとなく今までの契約を更新しようとしているあなた!
格安SIMの正しい知識をぜひとも身につけてください!これまでいかに余計な出費をしていたか気づく良い機会になるはずです。
格安SIMが安い理由
そもそも大手3大キャリアは高い!
大手3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)でスマホを契約すると、月額およそ7,000円程度かかると言われています。
『月7,000円はちょっと高いけど、スマホはそれくらいが当たり前でしょ?』
という方が多いと思いますが、実はそんなことないんです!
ドコモ、au、ソフトバンクの3社はそれぞれ会社独自のアンテナを持っていて、今となっては日本全国どこにいても圏外になる事がないくらい広いエリアをカバーしています。これは携帯電話が普及するようになってから各社が企業努力を重ねてきた賜物です。
しかし・・・この携帯電話市場に3社以外で新たに参入することが難しく、長年3社がこの市場を独占してきました。(全国にアンテナを張り巡らせるには莫大な資金が必要になりますからね。)
その結果・・・競争の原理がうまく働かず、私たち利用者は月7,000円というちょっと高い金額を払い続けてきました。
格安SIM
そんな状況から、国の働きかけもあり、3社の回線や設備の一部を借り受けることで 通信サービスを提供する『MVNO』が市場に参入できるようになりました。なんだか難しい名前ですが、要はこれが格安SIM会社のことです。
アンテナを持つ3大キャリアのことを『MNO』、アンテナを借り受けてサービスを提供する事業者を『MVNO』と呼びます。
MVNOは3大キャリアからアンテナを借り受けており、初期投資や維持費がかからないため、より安いプランを数多く取りそろえることができます。そのため『格安SIM』と呼ばれています。
格安SIM各社は3大キャリアのアンテナを使用しているため、通信可能エリアは3大キャリアと全く同じであり、3大キャリアで通信できていれば問題なく繋がります。
利用料金
では、1番気になる格安SIMにすると実際どれくらい安くなるのかということですが、3大キャリアの料金と比較する形で説明していきます。
3大キャリアの料金
まず3大キャリアの利用料金については次のようになっています。
通話:カケホーダイ
データ通信:月5GB
キャリア | 通話料金 | データ通信料 | インターネット接続料 | 合計 |
---|---|---|---|---|
ドコモ | カケホーダイプラン 2,700円 | パケットプラン 5,000円 | 300円 | 8,000円 |
au | カケホ 2,700円 | データ定額5 5,000円 | 300円 | 8,000円 |
ソフトバンク | スマ放題 3,000円 | データ定額(5GB) 5,000円 | − | 8,000円 |
この金額から各社割引があったりするので、だいたい月7,000円程度になります。
格安SIMの料金
次に格安SIMの料金になります。
キャリア | 月額基本料金 | データ通信 | かけ放題 | その他 |
---|---|---|---|---|
UQモバイル | 1,980円 | 2GB | 5分以内なら何度でも | 通信速度がはやい |
ワイモバイル | 1,980円 | 2GB | 10分以内なら何度でも | 通信速度がはやい |
楽天モバイル | 1,480円 | 2GB | 10分以内なら何度でも | 楽天スーパーポイントが使える・貯まる |
IIJmio | 1,600円 | 3GB | 10分以内なら何度でも ファミリーシェアプランで家族間30分かけ放題 | 新機種やアップデートの対応が早い |
イオンモバイル | 1,580円 | 4GB | 10分以内なら何度でも | イオンカード支払いで手数料なし |
LINEモバイル | 1,690円 | 3GB | 10分以内なら何度でも(880円) | LINE、Twitter、Facebook、Instagramのデータ消費ゼロ |
BIGLOBE | 1,600円 | 3GB | 10分以内なら何度でも(830円) | エンタメ・フリーオプション(月額480円)で動画や音楽のデータ消費ゼロ |
なんと、三大キャリアに比べて月額料金が3分の1以下に収まります!
格安SIMのメリット
次に格安SIMに乗り換えるメリットについて紹介します。
料金が安い
すでに説明しましたが、格安SIMにすることの1番のメリットはその料金の安さです!
月額料金を3大キャリアの3分の1以下に抑えることができます。3大キャリアは月7,000円なのに対し、格安SIMは月2,000円ほどになり、その差額は5,000円。年間で6万円もお得になるんです!
自分に合わせたプランを選択可能
格安SIMは自分に必要なサービスだけを選択できるので、ムダなく契約することができます。
3大キャリアでは、いろいろなサービスをセットにしているプランが多く、自分に必要のないサービスまで含まれてしまい、高い月額料金となってしまいます。その点、格安SIMではかけ放題の有無やSMSの有無など、自分で選択することができるので、利用料金を安く済ませることができます。
また、データ通信量を細かく選択できるプランもあるので、使用頻度が低い人はさらに安くなります。
2年縛りがない
3大キャリアは最低利用期間が2年間となり、それよりも早く契約解除すると9,500円の契約解除料が発生してしまします。これがいわゆる2年縛りというものです。
多くの格安SIM会社はこの最低利用期間が半年〜1年未満のものが多く、中には解除料がないものもあり、短期間でより自分に合ったプランにどんどん変更できるというメリットがあります。
格安SIMのデメリット
無料通話プランが物足りない
よく長電話をかける人にとって、格安SIMの無料通話プランは物足りないかもしれません。
多くの格安SIM各社は『5〜10分以内なら何度でもかけ放題』という無料通話プランを用意しています。これは1回の通話時間が『5〜10分以内』であれば何度かけても無料になりますが、1回の通話時間が『5〜10分』を超えてしまうと30秒/20円の料金がかかってしまいます。
3大キャリアであれば月額2,700円で制限のないかけ放題プランを選べるので、長電話が多い人は『格安SIMにしたら逆に月額料金が高くなった・・・』なんて本末転倒なこともあり得ます。
通信速度が遅い
『格安SIMが安い理由』でも説明しましたが、格安SIM各社は3大キャリアのアンテナを借り受けており、回線が混み合う時間帯は3大キャリアが優先されるため回線速度が遅くなります。
最新のニュースやちょっとしたネットブラウジングなど、今すぐ知りたい情報をすばやく取得するには通信速度が非常に重要です。今すぐ知りたい情報を調べるのに時間がかかってしまうとイライラしますよね。
『こんなに遅いなら料金が高くても3大キャリアのままでよかった・・・』なんて後悔しないように、通信速度もしっかりチェックしましょう。
UQモバイルやワイモバイルなど、3大キャリア並みに通信速度が早い格安SIMもあります!
クレジットカード支払い
格安SIM会社の多くは支払い方法がクレジットカード支払いのみとなります。
ある程度の年齢になればだいたいの人がクレジットカードを持つ時代ですが、中には『クレジットカードは持ちたくない』という人もいると思います。そういった人は格安SIMを持つことができません。格安SIMがなかなか普及しない理由のひとつかもしれませんね。
ただ、中には口座振替を選択できるものもありますので、しっかりチェックしてくださいね。
キャリアメールが使えない
3大キャリアから乗り換える時に、電話番号はそのまま引き継ぐことができますが、メールアドレスは引き継ぐことができません。
GmailやYahoo!メールのアプリをダウンロードすれば格安SIMでも引き継ぐことはできますが、@docomo.ne.jpや@ezweb.ne.jpのメールアドレスはキャリアメールと呼ばれ、3大キャリアでしか使えません。特にガラケーにメールを送るときはキャリアメールでないと送れない場合がありますので、その点はデメリットと言えます。
ただ、UQモバイルのようにキャリアメールと同じようにメールサービスを利用でき流場合もあるので要チェックです!
格安SIMをオススメしたい人
格安SIMをオススメしたい人は次のような人になります。
料金を安く済ませたい
3大キャリアに比べて月額料金が3分の1以下になりますので、『とにかく料金を安くしたい!』『スマホに7,000円近くお金をかけてられない!』という人は、格安SIMに乗り換えるべきです。ほんとに安くなります。
節約できたお金を貯めれば旅行にだっていけちゃいますよ♪
データ通信速度にこだわりがない
格安SIMはデータ通信速度が不安定になりやすいですが、それが気にならなければ乗り換えるべきです。
『昼間は仕事などで外に出ることが多く、スマホを使い機会が少ない。』『家ではWi-Fiルーターでネットに接続する』という人にとってはデータ通信速度はあまり関係ないので、乗り換えを検討してもいいでしょう。
通話時間が短い
1回あたりの通話時間が5〜10分以内の人は格安SIMの無料通話プランで十分お得に利用できます。
短い時間であれば何度かけても無料になりますので、格安SIMのメリットを最大限に活かすことが可能です。
格安 SIMに向かない人
データ通信速度を優先する
何よりもデータ通信速度を優先するという人にとって格安SIMはオススメできません。
3大キャリアに比べれば確実に速度が遅くなりますので、『ネットブラウジングにちょっとでも遅れが出るのは許せない』という人は3大キャリアのままの方が無難です。
ただ、3大キャリアには劣るけれども、体感ではほとんど差がない格安SIMもありますので、試してみる価値はあります。
キャリアメールを使いたい
ガラケーにメールを送るためにキャリアメールは外せないという方は3大キャリアを使った方が良いでしょう。
こだわりがなければGmailやYahoo!メールなど利用できるメールはたくさんあります。パソコンやタブレットでも共有できるものもあるのでその方が便利だったりしますよ。
実店舗で対応してほしい
格安SIMは3大キャリアのように契約後のサポートをしてくれるショップがありません。
基本的には電話やメールでのサポート対応となりますので、ちょっと不安に思う人も多いかもしれません。少しずつショップも増えてきていますが、3大キャリアには及ばないので対面サポートは難しいでしょう。
どうしても対面サポートしてほしいという場合は、ショップ数が多い格安SIMを選ぶと良いでしょう。
例えばこんな格安SIMがありますよ。
格安SIMまとめ
格安SIMは3大キャリアに比べて月額料金が3分の1以下に抑えられます。そのため『格安SIM』と言われていますが、良いところばかりではなく悪いところも必ずあります。
ご自身のスマホの使い方と格安SIMのメリット・デメリットをしっかりと見比べてください。その上でメリットが上回るという方はぜひ乗り換えを検討してみてください。
スマホは毎日使わなくてはならないものですので、後悔しないように検討してみてください。
下記にてオススメの格安SIMをご紹介していますので、ぜひご覧ください。